第13回 「日本ナシ」について
立秋は過ぎましたが、まだまだ残暑が厳しいこの頃です。
店先には秋の香りのする野菜・果物が並びだしました。
今回は秋の味覚の代表とも言える「日本ナシ」をご紹介しましょう。
店先には秋の香りのする野菜・果物が並びだしました。
今回は秋の味覚の代表とも言える「日本ナシ」をご紹介しましょう。
【日本ナシ】
「ナシ」の原産地は中央アジアコーカサスから各地方に伝わり、独自の育ち方をして、「中国ナシ」「西洋ナシ」「日本ナシ」となりました。
日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食べられていたと言う文献があります。江戸時代に栽培技術が発達して100を越す品種がすでにあり、現在のような甘味のあるナシは明治時代に入ってから品種改良されたものです。
旬は8月〜10月。
6月ぐらいからハウスものが出回りますが、露地ものは8月から10月ぐらいに出回るものです。
「ナシ」の原産地は中央アジアコーカサスから各地方に伝わり、独自の育ち方をして、「中国ナシ」「西洋ナシ」「日本ナシ」となりました。
日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食べられていたと言う文献があります。江戸時代に栽培技術が発達して100を越す品種がすでにあり、現在のような甘味のあるナシは明治時代に入ってから品種改良されたものです。
旬は8月〜10月。
6月ぐらいからハウスものが出回りますが、露地ものは8月から10月ぐらいに出回るものです。
「ナシ」は果物としてはビタミンはほとんど含まれず栄養学的な価値はあまり高くありません。
ほとんどが水分の「ナシ」です。効能としてはカリウムが豊富で利尿作用があり、アミノ酸の一種のアスパラギン酸は疲労回復に効果があり、たんぱく質分解酵素のプロテアーゼは消化を助けたり、肉を柔らかくする効果があります。他、ナシのザラザラ感の石細胞は食物繊維と同じ働きで、整腸作用が期待でき、甘く冷涼感がある糖アルコールのゾルビートは喉の消炎効果があり、漢方でも利用されています。
ほとんどが水分の「ナシ」です。効能としてはカリウムが豊富で利尿作用があり、アミノ酸の一種のアスパラギン酸は疲労回復に効果があり、たんぱく質分解酵素のプロテアーゼは消化を助けたり、肉を柔らかくする効果があります。他、ナシのザラザラ感の石細胞は食物繊維と同じ働きで、整腸作用が期待でき、甘く冷涼感がある糖アルコールのゾルビートは喉の消炎効果があり、漢方でも利用されています。
「日本ナシ」の種類
日本の「ナシ」は「赤梨」と「青梨」があります。
赤梨は「豊水」「幸水」など果皮が茶色のもの。
青梨は「二十世紀」「菊水」など果皮が緑色のものです。
●幸水⇒ 早生品種(8月初旬〜9月)で赤梨系ですが、緑の色が出る中間品種ともいえます。形は扁円形、糖度が高く、果肉は柔らかめで果汁も多いのですが、日持ちが短かめです。
●豊水⇒ 中生品種(8月下旬〜9月)糖度が高いのですが、ほどよい酸味もあり、日持ちは幸水より良いです。
●新高⇒晩生品種(10月〜11月)で大きなものは1kgぐらいになる大型品種。果汁が多く歯ごたえがあり、酸味は薄く甘味があります。日持ちが良い品種です。
●ニ十世紀⇒青梨系の中生品種(9月〜10月)鳥取ブランド梨として有名です。果汁が多く、上品な甘さがあります。
日本の「ナシ」は「赤梨」と「青梨」があります。
赤梨は「豊水」「幸水」など果皮が茶色のもの。
青梨は「二十世紀」「菊水」など果皮が緑色のものです。
●幸水⇒ 早生品種(8月初旬〜9月)で赤梨系ですが、緑の色が出る中間品種ともいえます。形は扁円形、糖度が高く、果肉は柔らかめで果汁も多いのですが、日持ちが短かめです。
●豊水⇒ 中生品種(8月下旬〜9月)糖度が高いのですが、ほどよい酸味もあり、日持ちは幸水より良いです。
●新高⇒晩生品種(10月〜11月)で大きなものは1kgぐらいになる大型品種。果汁が多く歯ごたえがあり、酸味は薄く甘味があります。日持ちが良い品種です。
●ニ十世紀⇒青梨系の中生品種(9月〜10月)鳥取ブランド梨として有名です。果汁が多く、上品な甘さがあります。
「日本ナシ」の選び方
果皮につやがあり、同じ大きさなら重みがあるもの。軸がしっかりしていてお尻がふっくらしているもの。適度な硬さがあるものを選びましょう。
果皮につやがあり、同じ大きさなら重みがあるもの。軸がしっかりしていてお尻がふっくらしているもの。適度な硬さがあるものを選びましょう。
「日本ナシ」の保存法
水分が蒸発するのを避けるためビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。日本のナシは基本的には追熟をしないので、なるべく早く食べましょう。
水分が蒸発するのを避けるためビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。日本のナシは基本的には追熟をしないので、なるべく早く食べましょう。
ナシの甘さは?
果皮に近いほど甘く、芯に近くなるほど酸味があります。
また、果糖を多く含むので、冷やして食べると甘味を強く感じます。
果皮に近いほど甘く、芯に近くなるほど酸味があります。
また、果糖を多く含むので、冷やして食べると甘味を強く感じます。
名前の由来
語源はいろいろあります。中心の酸味が強いので「中酸(ナス)」が転じたものが「ナシ」になった。
他、以下のような由来が・・・・。果皮が白いことから「中白(ナカシロ)」
風があると実がならないので「風ナシ」 など。
語源はいろいろあります。中心の酸味が強いので「中酸(ナス)」が転じたものが「ナシ」になった。
他、以下のような由来が・・・・。果皮が白いことから「中白(ナカシロ)」
風があると実がならないので「風ナシ」 など。
他に「ナシ」は「無し」に通じることからこれを忌んで、家の庭に植える事を避けたることもありますが、反対に鬼門の方角にナシを植えて「鬼門無し」などと縁起の良い利用法もあります。
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