第31回「新ごぼう」

 
 
 
 
キク科ゴボウ属
ゴボウの原産地はユーラシア大陸北東部。日本には薬草として中国より渡来、日本では平安時代から野菜として食されていますが,新ゴボウは初夏に収穫される若取りのもの。直径1,5㎝程度の柔らかく香りのよいゴボウです。
 
旬 「新ゴボウ」は5月~7月が出回り時期です。
 
栄養 ゴボウはなんといっても食物繊維が豊富。水溶性、不溶性とも非常に多く、腸内環境を整え、血糖値を下げる効果があり、生活習慣病の予防も期待できます。食物繊維に含まれるイヌリンが多く含まれ、これは炭水化物の一種で血糖値の改善やビフィズス菌の成長を即し整腸効果があるとされています。他、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分などのミネラル類も多く、硬い野菜なのでしっかりかんで食べる必要があり、噛む事はダイエットや肥満防止にも効果があります。
 
お買い物ポイント  新ゴボウは葉柄が新鮮なものを選びましょう。 
                           
保存 新ゴボウは鮮度が落やすいので水分を逃さないようラップに包んでから、ポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存してなるべく早く食べましょう。
 
調理のポイント ゴボウは皮の近くに香りやうまみが多いので、皮はむかずに包丁の背でこ  そげる程度新ゴボウはアクが少ないので水に1分程度さらすだけでOK.アクをとると栄養分も抜けるので注意。またいためるなど油を使うときは水にさらす必要は無いでしょう。