第29回野菜のコラム「セリ」
セリ(芹)
日本原産の最古の香味野菜です。
春の七草の一つで独特の香りとシャキッとした歯ざわりが 特徴です。最近は軟白栽培されたものが主流で、夏以外の季節 は出回っていますが、香りが一番あるのは野セリです。
旬は1月~4月
栄養はカロテンやビタミンC、鉄などが豊富で、その他亜鉛、銅などの微量栄養素も含まれています。風邪予防や貧血、便秘に効果、血圧を下げ高血圧に効果、美肌効果などが期待されます。また、香りの成分には胃健や解熱、解毒作用などがあると言われています。 健康維持や美容にとてもうれしい野菜です。
お買い物のポイントは緑色が鮮やかで茎があまり太くないもの、香りが強いもの、葉の先までみずみずしいものを選びましょう。
保存 キッチンぺーパーを水で湿らせ根元を包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。水分が抜けていくと独特の風味も低下していきます。
調理のポイントはセリはあくが強いので、下茹でして水に良くさらして使うと良いのですが、さらし 過ぎはビタミンCや香りを損なうので注意しましょう。
品種としては現在の品種として田ゼリの「島根みどり」「松江むらさき」「飯野川」などです。下関のみで砂土を使った畑状態で栽培される畑ゼリがあります。
ちょっと一工夫
・ 刻んで袋に入れ入浴剤として使うと身体が温まります。
・ キュウリと一緒に絞り汁を飲むと二日酔いや利尿作用を促進するとのこと。
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